過去最高の大学進学率と学生の生活費低下
文部科学省が実施した「学校基礎調査」によりますと、20年の大学進学率は19年から0.7ポイント上昇し54.4%で過去最高を更新しました。コロナの感染拡大による影響はあったものの、大学に進学する学生数は57万8000人とほぼ横ばいで推移しました。
ただ、経済的影響が全くなかったわけではなく、日本学生支援機構が実施した20年の「学生生活調査」では学生の収入は3.7%減少し、平均年収は192万7600円となりました。アルバイトによる収入が8.7%、家庭からの給付が4.3%減少したことが要因で、収入の減少に応じて生活費も5.3%減少しているようです。